タイガー・ウッズ、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット・・・
ずば抜けた成功者たちと、私たちの間にある、決定的な”1つ”の違いとは?

読書レポート:
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ~あなたの5つの強みを見出し、活かす~」
マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン

 

はきみたちとなんら変わりません。


こんなひとことから、この本は始まる。

長者番付で、世界一位にもなったウォーレン・バフェットが

ネブラスカ大学で、学生たちを前に講演を行ったときの抜粋だ。

あっけにとられる学生たちを前に、

バフェットは話を続ける・・

「私はきみたちよりも裕福かもしれませんが、

お金は大した問題ではありません。
なるほど私は最高級のスーツをオーダーメイドで
あつらえることができます。

でも、私なんかがそういうスーツを着ても、
せいぜいそこらの安物に見えるのがおちです。
実際、高級レストランで100ドルの食事をとるより、

デイリー・クイーンでチーズバーガーにかぶりつく方が
どれほどいいか。」

もし、きみたちと私になんらかのちがいがあるとすれば、
私は毎日朝から晩までこの世で一番好きなことをしている。
ただそれだけのことではないでしょうか。
きみたちに向けて何かアドバイスめいたことが
私にあるとすれば、それに尽きます。」


オマハの片田舎に住み、
何十年も朝から晩まで、大好きな四季報や企業情報を
読み続けるという質素な生活をしている、
ウォーレン・バフェット。

彼の話からも、いかに自分の「強み」を知り、
活かすことが大事かが分かるでしょう。


●この本から得られること

・人間に対する誤った認識をなくし、強みを活かせるようになる。

・ストレングステストが付属しているので、
自分がもともと持っている「強み」を発見する助けになる。

●この本の欠点
・ボリュームが多く読みづらい部分がある。
(ただし、実際には第四章以降は、強みの説明や活かし方のパートなので
自分にとって必要な部分だけを読めば良い。


強みを見つけるためのヒント

生まれ持った強み、または才能を見つけるためには、
大きく分けて4つの手がかりがあると、この本では述べている。


①反射的な反応

これはもっとも有力な手がかりと言われている。

極度の緊張状態、例えばハプニングなど。

そのような状態に置かれた時に、人間はもっとも強い才能を表すという。
この「ストレングスファウンダー」も、無意識の反応を誘発する
仕組みで作られている。

②切望

特に幼いときに表れやすい。
何かをしたいという、強い願望だ。
自分の幼少期を振り返ったり、
もしあなたが、子供のいる親であれば
子供を注意深く観察してみよう。

③修得の早さ
比較的年齢を重ねてから、何かのきっかけで
急に才能が花開くということもある。

その才能の存在と程度は、あらたな技術を
修得する早さによって、知ることが出来ると言われている。

④満足感

これは才能を知る、最後の手がかりだ。

何かをしている時、「これはいつ終わるのか・・」
というような反応ではなく、「いつまたこれが出来るだろう・・」

と思えるようなものは、何らかの才能が活かされていると考えて間違いない。

ちなみに僕のテスト結果は・・

目標志向
学習欲
達成欲
収集心
未来志向

だった。どれもおおむね納得できる内容。

これは8000円ほど支払うと全部の34資質が見れるので、かなりおすすめ。
下位(弱み)がわかればより強みを発揮しやすい。諦めるものがわかる。
カバーしてもらうパートナーも見つけやすい。

僕の弱みは
適応性
社交性
原点思考
共感性
運命思考

だった。

ついつい人間は目につきやすい「弱み」をどうにかしようと考えてしまいがちだが、
しっかりと「強み」を伸ばすことにフォーカスをすること。


「何事かを成し遂げるのは、強みによってである。
弱みによって何かを行うことはできない。
できないことによって何かを行うことなど、到底できない。」

P.ドラッカー


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