「私はこの漫画を読んで、人生が変わりました。」

有名コピーライターの村上むねつぐさんが、
メルマガでこのように紹介していた漫画があります。
それが、「行け！稲中卓球部」です。

以下、村上さんのメルマガ引用。

「行け！稲中卓球部は、私の中では『神』の存在です。

作者の『古谷実』さんは、分析力があり、
人間の深層心理を深く理解していると、いつも感じます。

私はこの漫画を読んで、人生が変わりました。

他人を笑わせたり、空気を和ませる術を
この本から学びました。

私のコミュニケーションスキルを一気に
押し上げてくれましたし、未だにこの本から学んだ事が
かなり役立っています。

ギャグ漫画ですが、かなり深いです。」

ここまで。

稲中卓球部は、とても有名な漫画ですが、
恥ずかしながらあまり読んだことが
ありませんでした。

確かチラッと流し読みしたことはあるんですが、
「下ネタばっかりの、下品なギャグ漫画」
みたいな印象がありました。

しかし、村上さんが
「私はこの漫画を読んで人生が変わりました。」
とまで言うのなら、読まないわけにはいかない！
と思い立ち、先週マンガ喫茶に行きました。
7巻まで読んだのですが、マンガ喫茶の個室ブースで、
思わず声をあげて笑いました。
危うく、飲んでいたカフェモカを吹き出しそうになりました。

結果、「下ネタばっかりの下品なギャグ漫画」
という印象は間違っていませんでした。笑

しかし、この漫画はめちゃくちゃ深い。

金欲、性欲、恋愛、嫉妬…
人間の持つあらゆる「欲」が表現されています。

人がどういう心理で、動くのかなー
という深い部分を、作者はよく分かっている気がします。

本当、ギャグ漫画なのに深いです。

特に面白かったシーンが、これ。

写真1

ムッツリスケベな田中が、部室で異臭を発生させ、
部室にいた全員が気絶。

誰も見ていないのをいいことに、
女性部員の京子と神谷に、性的ないたずらを試みる田中。

京子の胸をまじまじと見ていた所、京子に好意を持つ竹田が現れる。

真面目な竹田は激怒し、田中を止めようとする。

写真2

京子の胸をチラ見せし、竹田を揺さぶる田中。
しばらく無言の葛藤が続き…
下心という、互いの利害が一致した2人は、
固い握手を交わす！

写真3

このワンシーンは、思わず吹き出しました。笑
無言の圧力で、相手の感情を揺さぶる田中。
正義感と下心の間で、揺れ動く竹田。
わずか一コマの絵なんだけど、このシーンはめちゃくちゃ深い。笑

「ただのギャグ漫画でしょ？」と敬遠していた方は、
是非読んでみてください^ ^

かなり面白いです！