今の会社 辞めようかなと思ったら、準備しておく24のこと
著者:平秀信
起業、フリーエージェントという言葉が飛び交う中、
あえてこういった本を出すのは平先生らしくて良い。
いま世間では、とりあえず独立が1番。会社の奴隷は卒業し、今すぐ自由に生きよう!
そんなメッセージを放つ人が増えている。
しかし、平先生自身20年のサラリーマン生活を経て、独立をした人である。
そして、サラリーマンが起業して成功するには
今の仕事で身に付けた知識を使ってビジネスをするのが、1番成功率が高いという。
これは、平先生が以前よりずーっと語っているマインドセットだ。
詳しい内容としては、
独立前にサラリーマン生活で身につけるべき事、
そしてプライベートで身につけるべき事、自己分析のステップに分かれている。
特に気になったのは、
集客関連の仕事に一度は携わっておくべきという点。
DRM、コピーライティング、パブリックスピーキング、セールス、言語
この5つは、今後必須となるスキルだと平先生は語っている。
とにかく、中小企業はDRMが全て。
そしてそれをマスターした人材は、全国の中小企業から引く手数多なのだ。
そこまで、他の平先生の著書と比べて異なった内容は含まれていないので、
マインドセットの復習として読むのが良いだろう。
最後は、これからのライフスタイルについて述べられている。
田舎と都会のデュアルライフ。
そして、都会でビジネスで戦うのではなく都会で集めた情報を使い、
田舎でビジネスを行なうことを勧めている。
現在、新卒入社の3割が3年以内に会社を辞める時代。
安易に会社を飛び出す前に、読んでおきたい本である。