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年俸5億円の社長が書いた、お金を生み出す知的生産術 
評価:4.0
著者:平秀信

平先生が全盛期の時に、まとめた著書。
今の先生のマインドとは少々違うが、マインドセットが中心に書かれているので
普遍的な部分も多くあり参考になる。

やはり平先生は、サラリーマン時代にコツコツと、
人よりも多くの努力を積み重ねてきたからこそ、今がある。

成功は必然なのではないかとさえ思える内容だった。
基本的にはサラリーマン時代に、どのように力を付けていくかという内容で
平先生が実践していたことをまとめてある。

例えば、
・朝一番でもっとも嫌だけど大事な仕事、難しい仕事を終わらせろ。
・古いパソコンやモデルはいつまでも使わない。
・誰もがいやがることをする。
・朝一番に会社に行き、一番最後に帰る。
・一番大事なことに全力を注ぎ込む。
・人脈を広げても意味はない。そんなことする暇があるなら、自分の仕事に集中。
・女の子と仲良くするより社長と仲良くしろ。
などなど。

特に感銘を受けた部分は以下のパート。

40・・「いつか役に立つ」を追うのは時間の無駄。
情報は本来入れるものではなく、捨てるもの。人から押し付けられた情報はいらない。
平先生のメンターである、Mr.Xの言葉です。
情報は使わなければ意味がない。
9割の本、ネット、人。は不要。つき合う人、つき合わない人の線引きはキッチリと行え。

49・・「小さなことをおろそかにしたら、夢は叶わない。」
平先生の友人廣田さんが好きな言葉で
「神は細部に宿る」という言葉がある通り、成功者は人一倍細かいことに気を使う。
人に見せないだけで、小さなことや面倒なことを陰でコツコツやっているもの。
多くの人の過ちは、夢を楽してかなえようとすること。
小さな作業を途中で放り出さないようにするコツは、出口をいつも明確にし、
そこから逆算して計画していくこと。

このような形で、90個の大切な教えが盛り込まれているので
きっとあなたの心に刺さるパートがあると思います。

最後に、この本の「おわりに」のパートに非常に素敵な文章が載っていたので紹介します。

「お金儲けより、”人儲け “ をすれば世の中の全てのものが手に入る。」

お金に綺麗、汚いがあるように、お金儲けや経営にも大事なツボがある。
それは 感情 が入っているかどうか。
マーケティングのステップ自体は機械的に進めていく必要があるが、お金を稼ぐ過程には必ず感情が入る。

株投資をしている人は、人よりも、数字やグラフを相手にしている感じがあるし
最近のネットビジネス界でもお客様のリストを、まるで数字や記号のようなものと、とらえてしまっている人が多い。
これでは自分本位の考えとなり、お客の気持ちは分からなくなり、いずれ限界がくる。

平先生が文章を書くときは、リストに乗っている人一人一人が
自分の家族・恋人のように考えて、メッセージを送る。

お金儲けというより、人儲け。
自分にとって大切な人がどれだけ多く存在するか、そしてその人たちがどれだけ
自分を大切だと思ってくれるかを常に意識し、大切にすること。

世の中の何もかも全てのことは、人が与えてくれるものなのだから。


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