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敗者復活力 廣田康之

「お前なんか社会のダニにしかなれない」と教師に言われた人生の敗者が
50億円グループ企業を作り上げ、年収1億円以上の成功を手にした方法。

廣田さんは、中卒の元プロキックボクサー。
何をしても続かず、12種類の職種を転々としていた。
しかし、キックボクシング、素晴らしい師匠に出会ったことで、
彼は徐々に成功の本質を掴んでいく。
そして、とあるキッカケで経営者としての道を歩むこととなる。
ココでも、師匠との出会いに恵まれ、成功を掴んでいく。

「人生とは、階段のようなものだと思います。 みんなそれぞれの踊り場を目指し、
上ったらまた次の踊り場を目指す。その階段に終わりはない。
そして毎日上っている人は、それがどんな道であれ、ある日ふと
「ああ、こんな所まで上っていたのか」と気づくのではないか。」

終盤に挿入されている、このコメントがとても響きました。

体育会系など、若い頃にスポーツに打ち込んだ人で、仕事ができる人は多い。
それは、師匠からの教えを守ったり、強い人たちの中に混じって練習をしに行ったり
目標を設定して、それに向かってコツコツ努力をする。
など、ビジネスにも不可欠な要素(ベース)が、ある程度出来ているからではないでしょうか?

この本には、本質が書かれています。
やはり成功には、小手先だけのテクニックで通用するものはありません。
自分と似た師匠を見つけて、正しい方法を徹底的に学ぶこと。
毎日、コツコツと努力を積み上げること。
人を大切にすること。
マインドセットの部分がやはり大きいということを、痛感させられます。

特に廣田さんが秀でているのは、「人を育てる」ということ。
中小企業の創業者は、富を独り占めする。そんなイメージを持つ人も多いはず。
そして自分で作った会社は、子供に跡を継がせる。
そんな会社=自分の持ち物のような中小企業が多いように感じます。

その点廣田さんは、自分で独占しない。
会社はどんどん社員に任せる。

独占しないことで、自分一人では得られないような
富や暮らしを得ることが出来ている。
そう書いています。

これは他の社長は、なかなか言わないことではないでしょうか。
とにかく廣田さんは、人に対して深い愛を持って接する人なんだ。

この本から、その人柄がにじみ出てくるように思えます。


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